ドイツの優勝で幕を閉じたブラジルW杯から一か月。欧州で各国リーグが開幕を迎える中、“4年後”に向けてロシアではあるスタジアムが本格的な稼働を開始した。

モスクワから東へ約800kmに位置するタタルスタン共和国の首都、カザンで17日に行われた、ロシア・プレミアリーグ第4節のルビン・カザン対ロコモティフ・モスクワ。この試合でルビンは、新しいホームスタジアムである「カザン・アレーナ」で初の公式戦を開催した。

試合は26分、アレクセイ・ミランチュクの記念すべき「カザン・アレーナ」初ゴールでアウェイのロコモティフが先制したが、ルビンも31分にギョクデニズ・カラデニズのPKで追いつき、結局そのまま1-1で終了。ルビンはこの日も初勝利を手にすることができず、3分1敗のスロースタートとなっている。

この「カザン・アレーナ」、建物自体は昨年完成しており、カザンで開催された2013年夏季ユニバーシアードでは開会式と閉会式の会場として使用。

その後、45,105人収容のサッカースタジアムに転用するための工事が行われ、今回のこけら落としに至っている。

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