9月3日、『L'Equipe』は「フランス・リーグアンのナントは、FWヤシーヌ・バンムと2018年までの契約を新たに結んだ」と発表した。
Discipline : Un match avec sursis pour Yacine Bammou
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— FC Nantes (@FCNantes)
2014, 8月 28
ヤシーヌ・バンムは2013年にナントのBチームに加入し、今季プロデビューを果たした22歳のフランス人ストライカー。モロッコにルーツを持っている大柄なFWである。デビュー戦となったランス戦でゴールを決め、レギュラーを獲得。その後も中心選手としてプレーしている。
彼は特殊な経歴を持つ選手が比較的多いリーグ・アンにおいても珍しいほどのシンデレラストーリーを持つことが報じられ、今夏大きな話題となった。
バンムはわずか2年前まではパリ・サンジェルマンのスタジアムのグッズショップで店員として働きつつ、5部リーグでプレーしていたアマチュア選手であった。レオナルドGM(当時)には「君もサッカーをしているの?」と言われたことがあるという。
しかし、2013年6月にナントのスカウトに誘われてアマチュア契約を結び、リザーブチーム、そして3部のヴァンデー・リュソンに貸し出されてプレー。そして、今夏ナントはセルビア代表FWフィリップ・ジョルジェヴィッチを放出し、さらにFIFAから補強を禁止されているため、前線が手薄な状況に。
これを受けてトップチームに昇格すると、デビュー戦でゴールという結果を残し、その後はスタメンでの起用も増加。柔らかいボールタッチと体格を生かしたダイナミックなプレーを見せており、モンペリエ戦でもアシストを決めている。この活躍が認められ、プロデビューからわずか4試合という驚きのタイミングでの契約延長となった。今後の活躍にも期待したい。
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