9月5日、『Vanguard』は「ナイジェリアサッカー連盟会長選挙に当選したクリス・ギワ氏は、ナイジェリア反腐敗機関EFCCによる事情聴取を受けている」と報じた。

ナイジェリアサッカー界を混乱に陥れている連盟内の混乱については、先日Qolyでも紹介したため、そちらの記事を参考にしていただければ幸いだ。

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そして事態はあれ以降さらに悪化の一途をたどっており、状況を懸念したFIFAは9月8日の月曜日までに連盟を正常化させない限り資格停止処分を下すと通告している。

そうなった場合、ナイジェリア代表、並びにナイジェリア連盟下のクラブは一切の国際試合を行うことが不可能となるため、自動的に2015年アフリカネイションズカップを辞退することになる。

そして今回起こったのは、先月26日に行われた会長選挙において当選したと”されている”クリス・ギワ氏の問題である。投票自体にも委員会のメンバーから「会議室で決まった」との訴えが出されており、ナイジェリアスポーツ委員会が選挙自体が無効だという結論を出している。

今回の事情聴取については、クリス・ギワ氏の金銭的問題によるもの。彼の銀行口座は1月から6月の間30万ナイラの取引が行われていたが、6月から8月の間だけで2.5億ナイラの資金が動いている。

さらに、この取引にかかわった19名のうち6名が、クリス・ギワ氏が先日任命したナイジェリア・プレミアリーグ委員会の中に入っていることから、何らかの買収が行われている可能性が示唆されている。

選挙が無効となったため、連盟の会長に留まる形となったアミヌ・マイガリ氏は、9月18日から25日の間に再び選挙を行うという案を発表しており、これが正常に進むことが保証されれば、FIFAからの罰則を避けることが可能になるのだが……


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