現地時間12日、欧州各国で2016年欧州選手権に向けた予選の第3節が行われ、イングランドはアウェイでエストニアと対戦した。

前節のサンマリノ戦をホームで快勝したイングランドは現在2連勝中。それでも、ウェンブリーに訪れた観客は依然少なく、2014年W杯以降ファンの代表熱の低下が如実に表れている。

アーセナルにも在籍した元GKマルト・ポームがGKコーチを務めるエストニア相手に、イングランドは1-0で勝利。ジャック・ウィルシャーをアンカーに置く4-4-2で試合に臨むもののチャンスを作りきれず0-0で終盤まで進んだが、73分、キャプテンのウェイン・ルーニーが直接FKを突き刺し勝利を収めた。

これで予選3連勝となったイングランド。いずれの試合でもクリーンシートを続けておりサポーターの機嫌も少しくらいは回復したかに思われたが・・・1-0の勝利にサポーターが選んだマン・オブ・ザ・マッチはまたもやあの選手だった。

この日もゴールマウスを守ったGKジョー・ハートである。

実はこのハート、5-0の圧勝を収めた前節のサンマリノ戦でほとんど仕事をしなかったにもかかわらず、協会のスポンサー『Vauxhall』のMOMのユーザー投票で実に63%もの得票数を獲得するという奇妙な現象が起きていた。

しかも、今回ハートが獲得した得票数はなんと82%!さすがに前節よりもピンチの数は多かったが、この日もセーブ数はたったの1とMOMに選出するには程遠く、イングランドのサポーターたちがまたもや皮肉をこめてこのようなお遊びに興じたようだ。

【さすがに悪意ありすぎです・・・】

ちなみに、英国の国営放送『BBC』が展開するマン・オブ・ザ・マッチのアンケートではジャック・ウィルシャーが全体の36%の得票数を獲得しトップに輝いている(次点はルーニーで24%)。やはり今回もこれだけの得票数になったということは、何かしらの運動があったと見るのが自然だ。

なお、この試合で得点を記録したルーニーはこれが代表通算43得点目となり、歴代3位の記録を持つジミー・グリーヴスの44得点まであと1点となった。

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