今夜いよいよブラジル代表と対戦する日本代表。注目は何といっても王国のエース番号10番を背負い、ドゥンガ体制ではキャプテンにも任命されているネイマールだろう。
Dunga anunciou que Neymar será o capitão da Seleção Brasileira.: http://t.co/LbrCRj8iPF pic.twitter.com/ACqDd7MVWs
— CBF Futebol (@CBF_Futebol) 2014, 9月 4
ネイマールは、とにかく日本戦に強い。
A代表でここまで57試合36ゴールを記録しているネイマールだが、過去2度対戦している日本戦では一昨年の親善試合で2ゴール、昨年のコンフェデで1ゴールと2戦3発を決めている。
2012年の親善試合
2013年のコンフェデレーションズカップ
しかし、それだけじゃない。2011年のクラブW杯準決勝、柏レイソル戦では左足でこのシュート。
さらに遡ると、2009年のU-17W杯では伝説ともなったこのゴール!
今回招集されたメンバーでこの試合に出場したのは、ブラジルがネイマールとフィリペ・コウチーニョ、日本は「プラチナ世代」と呼ばれた柴崎岳である。当時のブラジルはネイマールも当然期待されていたが、「フィリペ・コウチーニョのチーム」と目されていた。しかし、ピッチ上で誰より輝いていたのは宇佐美貴史(ガンバ大阪)だった。
当時からインターネットでは既に“都市伝説”となっていた宇佐美が、圧巻のテクニックでブラジルを翻弄。贔屓目なしにそのプレー全てがコウチーニョ、ネイマールを凌駕するものであった。しかしゴールだけはどうしても割れず、ほとんど目立っていなかったネイマールがワンチャンスでこのスーパーゴールを決めたのである。
それにしてもスーパーゴールが多い。スーパースターのスーパープレーが見られるのは素晴らしいことだが、同時に日本の守備の甘さも指摘しておかなければならない。今日の試合こそは無得点に抑えてもらいたいところだが果たして。
ネイマールは10日に中国・北京で行われたアルゼンチン戦にも後半アディショナルタイムまで出場している。決定機を逃し得点こそ得られなかったが、随所にエースの力を見せつけている。試合前にそのプレーを確認しておこう。