10月のインターナショナルマッチウィークに行われた2016年欧州選手権に向けた予選の第2節と第3節。すでに伝えられている通り、なかなかの波乱が連続している。
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ディフェンディングチャンピオンであるスペインはアウェイでスロバキアに敗れ、オランダは早くも2敗。世界王者ドイツはポーランドに歴史的黒星を喫し、その後のアイルランド戦でも試合終了間際に同点ゴールを許した。
他にも2014年W杯に出場したボスニア・ヘルツェゴビナが第3節を終えて未勝利であったりポルトガルがアルバニア相手に黒星スタートを切ってしまったりと、とにかく強豪チームが軒並みスタートダッシュに失敗しているのだ。
今大会から参加チーム数が24ヵ国に増加する2016年欧州選手権。各組の上位2チームと、各組3位の中で最も成績の良い1チームの計19チームに本戦への出場権が与えられ、3位になった残りの8チームがそれぞれプレーオフを行い残りの4枠を争うという新しいフォーマットで行われる今回の予選だが、現時点での上位1位、2位チームをまとめるとすごいことになった。
uefa.comから、各組の現時点での順位表をご覧いただこう。
グループAから並べてみると、 チェコ / アイスランド / ウェールズ / イスラエル / スロバキア / スペイン / ポーランド / アイルランド / イングランド / リトアニア / 北アイルランド / ルーマニア / オーストリア / ロシア / クロアチア / イタリア / アルバニア / デンマークとなる。
まだ予選も序盤であることは十分に理解しているが、それでもどこか興味深いこの上位陣の顔ぶれ。参加チーム数が増えたことで、これまでは出場が難しかったチームにも士気が出てきたと捉えることも可能なのかもしれない。
翌年の10月13日まで月をまたいで行われる欧州を舞台にしたハイレベルな予選。今後の展開にも注目したいところだ。
なお、すでにお伝えしている通り、グループIのセルビア対アルバニアの試合では、スタジアム上空を政治的メッセージが記されたバナーを吊るした無人飛行体を飛行し、その回収作業にともない両チームが入り乱れ試合は中止となっている。セルビアの消化試合が「1」となっているのはそのため。