11月5日、中国超級リーグの広州恒大は「マルチェロ・リッピ氏がエグゼクティブ・ヘッドコーチとなり、ファビオ・カンナヴァーロがヘッドコーチに就任した」と公式発表した。
先日監督からの引退とテクニカルディレクターへの就任を発表したリッピ氏であるが、最終的にはヘッドコーチを支援するような役割を務めることになり、現場のアドバイザーのような立場でチームにかかわっていくことになった。
そして実質的に現場を仕切るのはファビオ・カンナヴァーロ。彼らはもちろん2006年ワールドカップの優勝監督であり、そしてその弟子でありバロンドール受賞者である。この機会に、皆の記憶が少し薄れてきたであろう2006年のイタリア代表を振り返ってみよう!
5月31日に行った親善試合スイス戦。ジラルディーノが先制点を決めたものの、ギガックスに一点を返されて引き分け。
その3日後に行ったウクライナ戦では一点も取れず、スコアレスドロー。準備試合で勝利をあげられないまま本大会に臨みました。
しかし初戦はガーナを相手に2-0と快勝。ピルロの一点目は今見ても美しいミドルです。
アメリカ戦では曲者相手に引き分け。デル・ピエロのスキンヘッドが何とも懐かしい。
GLの最後となるチェコ戦は2-0と勝利し、決勝トーナメント進出。インドで監督をやってる男の豪快なヘッド、そしてミランで監督をやっている男の鮮やかなカウンター。そういえば皆リッピの弟子なわけですね。
2002年の宿敵フース・ヒディンクが率いるオーストラリアとの決勝T1回戦。リベンジは達成しましたが、最後のPKの判定は論議を呼びました。
ウクライナとの再戦となったベスト8。ここまで無得点だったトーニがドッピエッタの活躍。ザンブロッタ(彼も監督になりましたね)の先制点もあり3-0と快勝。
地元ドイツとの準決勝。グロッソが見事なゴールで先制点を決め、カウンターからデル・ピエロが追加点。これはおそらくデル・ピエロの代表ラストゴールですね。
そして歴史に残ったフランスとの決勝。マテ兄貴がアレを食らったことばかりが話題になりましたが、ジダンは頭だけでなく先制点のPKもまあ見事なパネンカでありました。残念ながらFIFAの動画は埋め込みが利かないのでYoutubeに飛んでご覧ください。
と、編集部が手動でまとめましたが、うまくまとまった20分の動画がありましたので、これだけ見れば十分かもしれませんね…
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