現地時間16日に行われた2016年欧州選手権に向けた予選の第4節で、またもやサポーターの不祥事が起きた。グループHの首位攻防戦イタリア対クロアチアの試合で、クロアチアサポーターが発炎筒をピッチに投げ入れたのだ。

スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァで行われたこの試合では、前半からスタジアムのいたるところで発炎筒の炎が確認されており、ピッチ上に投げ入れられ消火隊が出動する事態となっていた。

そして1-1で迎えた70分過ぎ、悲劇が起きる。

クロアチアのゴール裏から大量の発炎筒がピッチへと投げ入れられ、レフェリーのビョルン・クイペルスは一時試合を中断したのだ。

最初の中断はおよそ数分。すぐに再開されたが、その後に待っていた映像が衝撃的であった。

ユーロ予選での試合中断といえば、先日行われたセルビア対アルバニアの試合での事件が記憶に新しい。この試合ではアウェイのアルバニアサポーターがコソボの領有権を主張するメッセージを吊るした無人機を操作させ、試合は中断に。その後、無人機の対応をめぐりアルバニアサポーターがピッチへと乱入し、試合は中止となっていた。その後、UEFAは厳しい処分を両チームに科している

こちらはクロアチア代表のニコ・コヴァチ監督がサポーターに落ち着くようお願いに向かったシーン。

試合は結局15〜20分近く中断した。結局機動隊が行為に及んだと思われるサポーターを排除したのを確認すると、主審は試合を再開。直後にペリシッチに大きなチャンスがあったが、全勝対決となった両チームの試合は1-1で終了している。

クロアチア側には何かしらの処分が下ると見て間違いない。

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