11月25日、『Gazzetta dello Sport』は「先日までロシア代表のアシスタントコーチを務めていたクリスティアン・パヌッチは、ファビオ・カペッロ監督を批判した」と報じた。
かつてACミランやローマではファビオ・カペッロ監督の下で選手としてプレーし、愛弟子とも言われていたクリスティアン・パヌッチ。2012年にロシア代表のアシスタントコーチに就任し、かつての恩師の下で働いてきた。しかし今夏ロシア連盟との契約が満了となり、スタッフから離れている。
現在ファビオ・カペッロ監督に対しての給与の支払いが滞っていることが明らかになっているが、パヌッチも夏以降契約がないまましばらくタダ働きをしていたという。そしてチームを去る際には、カペッロ監督がスタッフに対して行った振る舞いがひどいものだったと話している。
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クリスティアン・パヌッチ
「ブラジルから戻った後、私は新しい契約について数回約束をした。しかし、それが起こることはなかった。私は契約がないまま働いたが、最終的には『もうウンザリだ』と言わざるを得なくなった。そして、このコーチの仕事を拒絶することを考えた。
このチャンスをくれたファビオ(カペッロ)には感謝している。しかし、彼は私や他のイタリア人スタッフに対して恥ずべき振る舞いをした。今度彼に会ったならば、私はそれを伝えるだろう。
偉大なマネージャーは、部下を擁護しなければならない。そして、彼はそれをしていない」
なお、CSKAモスクワ対ローマの試合に出演したカペッロ監督は「気分が悪い話だ。私は彼の話したことにコメントしたいとは思わない。会って話すか? さあ、どうだろうな」と答えている。