カンボジア1部リーグに所属するトライアジア・プノンペンFCが、新シーズンを指揮する監督をインターネット上で公募している。
トライアジア・プノンペンFCはカンボジアの首都、プノンペンをホームとするクラブ。日本の企業『トライアジアグループ』が母体となり2013年1月に創設されたクラブであり、参入わずか1年で1部リーグへの昇格を決めている。
『トライアアジアグループ』はカンボジアを拠点にTVメディア事業や建築事業、物流事業を行う総合商社で、クラブの代表者は横井朋幸氏。現在クラブは横浜F・マリノスとも提携関係にあり、大宮アルディージャやアビスパ福岡に在籍した木原正和も所属している。
そんな日本とも関係の深いクラブが、新監督を公募している。
リリースによれば、クラブを率いていた吉岡大介監督兼GMが辞任しており、より多くの可能性を探るために今回公募を実施することとなったという。応募要項は日本語でも発表されており、AFCコーチライセンスC級以上保持者が対象。また、1月上旬までに指揮が可能であることが条件であり、クメール語(現地語)か英語を話せることが望ましいという。締め切りは11月28日で、採用人数は1名(応募要項のPDFファイルはこちらから)。
プロクラブが一般に監督を公募するというのは、そう見られるものではない。カンボジアは現在FIFAランキングで185位とかなり下位に沈んでいるが、同リーグはJリーグとパートナーシップ協定を締結しており、カンボジアクラブからJクラブへの流入もありえない話ではない。なお、同リーグにはアルビレックス新潟シンガポールが出資する「アルビレックス新潟プノンペン」も所属している。
ちなみに、このトライアジア・プノンペンFCの代表者である横井朋幸氏は本日19時より、新宿で「東南アジアでサッカークラブをゼロから創り上げた男がいた!」という講演会を行っているという。