11月25日、東南アジアの王者を決めるスズキカップはGL第2節を迎えた。
初戦を勝利で終えたフィリピンは、決勝トーナメント進出をかけてインドネシアと対戦。浦和レッズユース出身の佐藤はラオス戦に続いて2試合連続の先発出場を果たした。
フィリピンは7分に大きなピンチを迎えるも、ゴールライン付近で佐藤大介がブロックして失点を逃れる!
そして15分、相手のバックパスのミスを利用したバハドランがPKを獲得し、エースのフィリップ・ヤングハズバンドが冷静にゴールを決める!
前半終了間際には佐藤があわやオウンゴールというクリアミスをしてしまうも、キーパーのデイトが素晴らしい反応でこれを防ぎ、フィリピンがリードを保ってハーフタイムを迎えた。
後半はインドネシアがボアス・サロッサを投入して攻撃のタレントを増やすも、逆にフィリピンが立て続けに得点を奪う展開に。
53分にはバハドランの折り返しからオットが強烈なミドルシュートを突き刺す!
さらに69分には相手のペナルティエリアで間接フリーキックを奪い、それをクイックリスタートで決めるという珍しいゴールシーンも。
そして80分にショートコーナーからロブ・ギールがフリーのチャンスを生かして4点目。
近年力をつけているフィリピンがそのクオリティを見せつける形で4-0と大勝。
東南アジアの強豪であるインドネシアは近年のリーグの混乱を象徴するような苦戦で、最後のラオス戦に望みを賭けることになった。