11月22日、東南アジア地域の王者を決めるスズキカップの本大会が開幕した。
記念すべき試合のカードは近年外国育ちの選手を引き入れて力をつけているフィリピンと、予選を勝ち上がってきたラオスの一戦。
今年フィリピンリーグにデビューし代表入りを果たした浦和レッズユース出身の佐藤大介は、左サイドバックで先発出場を果たした。
力で劣るラオスは予選の4-2-3-1とは違い、司令塔のスカポンをトップ下からインサイドハーフに移した4-5-1を使用。
予想通り中盤はフィリピンが支配する展開にはなったが、先制したのはラオス。予選でも素晴らしいキックを見せていたエースのカムペンが、21分にまたも見事なフリーキックを決めた!
しかしフィリピンもセットプレーから同点に追いつく。オットの右からのCKをニアでロタがヘディング! 試合を振り出しに戻した。
そして前半終了間際、佐藤のクロスボールから主将兼エースのフィリップ・ヤングハズバンドがヘディングを決めて逆転! フィリピンが2-1とリードしてハーフタイムに突入した。
後半はラオスが4-2-3-1に戻して反撃に出るも、さらに得点を重ねるフィリピン。フィリップ・ヤングハズバンドのパスから裏に抜け出したライヒェルトが3点目!
81分には我々にもなじみ深い名前で(一部で)有名なDFケンシロー・ダニエルスも途中出場。
試合終了が間近となった88分にはショートコーナーからライヒェルトが4点目を決め、余裕をもってフィリピンが勝利を収めた。