ランコ・ポポヴィッチ監督が率いた2年間を経て、FC東京は新たにマッシモ・フィッカデンティ氏を招聘。攻撃サッカーを標榜したポポヴィッチ体制が理想を追う余りやや淡泊なところがあったためか、一転して勝負強さには定評のあるイタリア人監督のもとで過ごした2014シーズン、しかしチームは前季よりも一つ下の9位という成績に終わった。
リーグでクラブ記録となる14試合無敗を記録するなど、堅さは昨季よりも目立ったが、肝心の“勝ち負け"の部分での成果は今ひとつ。1点差の試合はリーグ戦で4勝8敗と大きく負け越し、リードしながら終盤に追いつかれて引き分けた試合も少なくなかった。なお、今季のJ1ベストイレブンには、ブラジルW杯後、彗星のごとく日本代表デビューを飾った武藤嘉紀に加え、森重真人、太田宏介と、FC東京から最多の3名が選出されている。
さて、Jリーグへ加盟した1999年以降、アディダスの“三本線"が長く定着していたFC東京だが、2015シーズンに向けてアンブロ(デサント)と契約。そのファーストユニフォームが11日にお披露目された。
注目のホーム(1st)ユニフォームは、クラブが16年積み重ねてきた「歴史」「イメージ」を継承するため、伝統的な青と赤のストライプを採用。
太いセンターのラインで「力強さ」、その両サイドのストライプで「俊敏さ」を表現しており、肩と脇には差し色としてエンブレムの縁にもあるゴールドを配置している。
黒のGKモデルも同じテンプレートを使っており、力強いセンターのラインにより守護神としてゴールを守るキーパーの背中を後押しするとのことだ。
左から高橋秀人(※今年2月にアンブロと契約)、太田宏介、森重真人、米本拓司、武藤嘉紀、そして権田修一という並び。
ストライプのデザインが印象的。センターの赤いラインに力強さを感じる。森重真人選手
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— Umbro Japan (@umbrojp)
2014, 12月 11
胸の「東京ガスライフバル」、背中の「三菱商事」、袖の「JX日鉱日石エネルギー」、パンツの「東京ガス」というユニフォームスポンサーはいずれも継続のようだ。