英国国営放送『BBC』でサッカー中継に携わる、ある実況の「ノート」が話題となっている。
Just for
@StephClarkEcho. #tweedheaven pic.twitter.com/bIibSIXPOr
— Nick Barnes (@Tweed_Barnesy)
2014, 12月 2
Gus Poyet has "two or three" decisions to make ahead of
#safc v MCFC. No new injury worries. Alvarez ok. pic.twitter.com/HpqyeqyafS
— Nick Barnes (@Tweed_Barnesy)
2014, 12月 2
Gloriously cold but beautifully sunny for today's beautiful game
#avfc v #safc @bbcnewcastle from 2 with @benno_4 pic.twitter.com/QstgpUpzto
— Nick Barnes (@Tweed_Barnesy)
2014, 12月 28
こちらは、『BBC Radio』でコメンタリーを務めるニック・バーンズ氏が作成したノート。このデジタルの時代に、あえて色マジックをふんだんに使った手書きのものとなっている。
実はこれ、実況の際にコメンタリーが参考にする「実況ノート」なのだ。
中継のスタートから終わりまで、およそ120分間試合に関する様々な情報を提供し続けなければならないサッカー実況。リアルタイムで起こる事象を臨機応変に咀嚼しながら伝えていかねばならず、それらの進行には入念な「下調べ」が必要になる。
そんな実況たちが試合中継で使用できそうな情報をまとめたものがこの「実況ノート」である。
サッカー中継では一般的にデータチームというものが存在しそれらが実況に提供するデータも存在しているが、多くの実況たちが自身でその詳細をノートにまとめる。日本のサッカー実況界の“鉄人"こと八塚浩氏もそのノートの作成者として知られており、これまでに作成した何十冊ものノートが以前TV番組で紹介されていた。
さて、ニック・バーンズ氏が作成したこのノートだが、かなりカラフルでポップかつ分かりやすいものとなっている。
Such is the passion I've bled on my derby notes!
#safc v #nufc pic.twitter.com/6LhoZRZsbk
— Nick Barnes (@Tweed_Barnesy)
2014, 12月 19
背番号や選手名はもちろん、年齢やイエローカードやレッドカードの経歴も記載されている。
@JFRalph @CaulkinTheTimes Work in progress. pic.twitter.com/dcZcBFDkkq
— Nick Barnes (@Tweed_Barnesy)
2014, 9月 12
新規加入選手について以前の所属のことも。選手の国籍を国旗で描いているあたりに、力の入れようを感じる。
Contemplating the blank canvas before the wash of Matchday colour for #safc v Spurs. Roll on the 13th. pic.twitter.com/xuLh9TXJcN
— Nick Barnes (@Tweed_Barnesy) 2014, 9月 2
これが・・・
Prep ready for #safc v Spurs. Looking to fill the left column. Fluorescent yellow marker primed ... pic.twitter.com/jebDTEQtfc
— Nick Barnes (@Tweed_Barnesy) 2014, 9月 12
こうなる!
私たちがあまり知ることのないサッカー実況の世界だが、スムーズかつ的確な進行の裏ではこうした努力を積み重ねているのだ。
ちなみに、日本が誇る“鉄人"八塚浩氏のノートはこんな感じ。
八塚さん、かなり集中を高めてきました。 pic.twitter.com/Gv5GNbOrES
— UEFA CLハイライト@スカパー (@UCL_HighLight) 2014, 1月 6
ちょっと見づらいが、その情報量に圧倒される・・・。八塚さん、応援してます!