先日、16歳にしてブラジルの名門グレミオのトップチームへ招集され、 “悪魔のテクニックを持つ"として話題を集めているリンコンの情報をお届けしたが、W杯出場8回の強豪で、2010年南アフリカW杯のラウンド16で日本代表とも対戦した南米・パラグアイにもとんでもない16歳がいた。

パラグアイといえばFKを蹴ることで有名な巨漢GK、“重鎮"ホセ・ルイス・チラベルトを筆頭に、ロベルト・ガマーラ、セルソ・アジャラらを生み出した守備強国として広く知られるが、一方で“イケメン”ロケ・サンタクルス、“大魔王”ことホセ・カルドーソ、残念ながら頭部に銃撃を受け一線を退いたサルバドール・カバニャスら優秀なアタッカーも輩出してきた。

そのパラグアイで現在、最も将来を嘱望されているのがスイスのFCバーゼルでプレーするデルリス・ゴンサレスである。

1994年生まれで現在20歳のデルリスは、国内での突出した活躍により昨年3月にA代表デビューを果たすと、昨夏、早くも欧州への移籍を実現。

今シーズンの欧州チャンピオンズリーグではあのレアル・マドリード戦でゴールを記録するなど、プレースタイルが似通った 4つも年上の柿谷曜一朗とのポジション争いを制し、堂々レギュラーを獲得している。

しかし、デルリスはまた別の機会に改めてお伝えするとして、今回紹介する“神童"はもう一回りも若い選手である。

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