3月6日、『Rai News』は「イタリアサッカー連盟は、倒産の危機にあるパルマに対して500万ユーロの資金を援助する方針を決定した」と報じた。
昨年夏から深刻な財政難に見舞われているパルマ。先々週のウディネーゼ戦、先週のジェノア戦が開催延期となり、クラブの備品も続々と差し押さえされている緊急的状況にある。
この問題を議論するためセリエAは金曜日に会合を開催し、パルマの倒産を避けるための活動を行うかどうかを決める投票を行った。その結果16クラブの賛成によって議案は可決されたという。なお、反対は1クラブ(チェゼーナ)、棄権は3クラブ(ローマ、ナポリ、サッスオーロ)となっている。
融資される500万ユーロ(およそ6億8000万円)についてはイタリアサッカー連盟が設立している基金から調達され、パルマの一時的な予算を遂行できるように使われる形となる。
また、『Tuttomercatoweb』はパルマがユニフォームスポンサーであるErreaから資金の援助を受けたことも報じており、今週末の試合については開催が可能なことも確認されている。
ただし、もちろんパルマの返すべき借金は500万ユーロ程度で賄える額ではなく、3月19日に未払いの税金に関する公聴会を迎えることには変わりがないため、破産の危機が去ったわけではない。