22日、スペインでは「伝統の一戦」クラシコが開催された。

通算230回目となるクラシコに先制したのはホームで戦うバルセロナ。19分、リオネル・メッシのフリーキックをジェレミ・マテューが頭で合わせてリードを奪う。しかし31分にはカリム・ベンゼマがオシャレなパスでクリスティアーノ・ロナウドの同点ゴールを演出し、前半のうちにマドリーが同点に追いついた。

試合を決めたのは、サンティアゴ・ベルナベウでのクラシコがバルセロナデビュー戦となったあの男だった。56分、ダニ・アウヴェスの裏へのボールに反応し、無駄のない動きからイケル・カシージャスが守るゴールから得点を奪った。試合はこのまま2-1でバルセロナが勝利。これでクラシコの通算成績はバルセロナの90勝92敗48分となった。

さて、そんなこの試合が行われたのはカンプ・ノウであった。

カンプ・ノウではクラシコやビッグゲームのキックオフ前には9万8000人でモザイクを作ることがもはや恒例となっているのだが、今回の大一番でも美しい人文字が見られた。

カンプ・ノウのバックスタンドに作られたのは、背番号12のユニフォーム。左上と右上にはそれぞれ"Jugadors"と"Seguidors"という言葉があるが、これはそれぞれ「選手」と「ファン」を意味する。

バルセロナ公式Youtubeアカウントも即座にこのモザイクの様子を公開している。

バックスタンドはカタルーニャ州旗に使われている赤と黄、それ以外はバルセロナのクラブカラーであるえんじと青(ブラウグラーナ)の二色で彩られた。

試合から数時間しか経過していないが、この試合に駆けつけたファンたちがすでにそれぞれのアングルからの映像をYoutubeに投稿している。

こちらは巨大なユニフォームが登場したバックスタンドからの景色。もはや「アート」と呼んで差し支えないだろう。

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