今月初旬にウィンターブレイクが明け再開されたロシア・プレミアリーグ。
昨季覇者CSKAモスクワがアルセナル・トゥーラと対戦した直近の試合でこんなシーンがあった。
CSKAのフリーキックから最後は完全フリーになったMF、ビブラス・ナトホが決めてゴールゲット!サインプレーのようだが、よく見てみないと何か起きたら分からない。後ろから見てみると…。
セルゲイ・イグナシェヴィチが出したボールを壁に入っていたロマン・エレメンコがノールックでヒールパス!これが裏に走っていたナトホにしっかりつながり、ゴールを陥れた形。“壁の裏"を使う巧みなトリックプレーであった。
素晴らしいノールックパスを決めたエレメンコは豪快なゴールも決めるなど、1ゴール1アシストの活躍をみせて、4-1の勝利に貢献している。
当然このシーンは現地でも話題になっており、かつてCSKAでプレーした元ロシア代表MFロラン・グセフは10年前にベンフィカ相手にイグナシェヴィチが決めたサインプレーを思い出すと語っていた。
確かにこちらも快心のプレーである。そのうえで、グセフは「(ナトホと)同じゴールは2度と起こらないだろう。相手はすでに網を張っている。CSKAは新しいものを示さなければならない」とも語っていた。