以前、『秒速で1億円稼ぐ条件』という書籍がちょっとした話題となった。

インターネットを活用した新たなマネタイズ方法をまとめた本であり、そうした手法で大金を稼ぐ人たちは「ネオヒルズ族」と呼ばれもてはやされた。「秒速」というあまりにもキャッチーな言葉と「1億円」というあまりにも現実離れした数字の化学反応は、多くの人の気をひいたのだった。

そんな「秒速で1億円稼ぐ」に近い状態の男が、フットボールの世界にもいたらしい。

もはや説明不要の「生きる伝説」、リオネル・メッシだ。

マンチェスター・シティ戦では異次元の働きでその存在を発揮しクラシコでもトーニ・クロース相手に股抜きをキメて見せたメッシ。その名声はここ数週間で再び浮上したようにも感じられ、やはり特別な選手であると世界中のファンが思い直したはずだ。

そんなメッシのサラリーを英国『Mirror』が伝えている。

記事によれば、メッシのバルセロナでの年棒は2600万ポンド(およそ46億2500万円)であるのだが、商業面での収入も加えると倍近い値にまで増えるのだという。

これはもともと『France Football』が伝えたものであるが、メッシは現在AdidasやFIFA 15、トルコ航空といった一流企業ともスポンサー契約を結んでおり、これらの収入を合わせると1年間で4780万ポンド(およそ85億円)のサラリーを受け取ることになるそうだ。

これは全てのサッカー選手の中で最多の額であり、2位のクリスティアーノ・ロナウドは3970万ポンド(70億6400万円)、3位のネイマールは2680万ポンド(47億6900万円)を上回る数字である(2014年)。

ちなみにこの85億円という金額だが、週給に直すとおよそ1億6300万円。1億円を稼ぐまでおよそ4.29日しか必要としていないなんて・・・まさにサッカー界における「秒速で1億円を稼ぐ男」である。

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