4月2日、『Reuters』や『AFP』など各メディアは「国際スポーツ裁判所は、モロッコ代表チームが2017、2019年アフリカネイションズカップに出場できるという判決を下した」と報じた。
今年1月に赤道ギニアで行われたアフリカネイションズカップは、当初はモロッコで開催される予定であった。しかし当時猛威をふるっていたエボラ出血熱の感染拡大を懸念し、モロッコ側がスケジュールの延期を要求したが認められず、最終的に開催権を返上するということに。
これに対してアフリカサッカー連盟は、モロッコに対して2017年度、2019年度のアフリカネイションズカップ2大会からの除外、そして100万ドル(およそ1億2000万円)の罰金を言い渡していた。
しかし、国際スポーツ裁判所はこれらの処分が重すぎるとして、2017年大会からモロッコが参加できるという判断を下し、罰金についても5万ドルが削減されている。
なお、他の金銭的補償に関しては別の管轄で争われるのことで、今後様々な要素について判断が行われる予定となっている。