アルゼンチン1部、ベレス・サルスフィエルド対アルセナル・サランディ戦で物議を醸すシーンがあった。
攻撃を仕掛けるベレスは右サイドからクロス。8番のFWマリアーノ・パボーネとアルセナルDF(13番)ダニー・ロセロ・バレンシアがボックス内で接触すると・・・
このプレーにデルフィーノ主審はロセロのファールを取り、PKとともにロセロへの退場(2枚目イエロー)を宣告。これに対し、ロセロとアルセナルの選手たちは猛抗議に出る。それもそのはずで、スローで見てみると、パボーネのほうがハンドをしているほか、(故意ではないかもしれないが)ロセロへの顔面パンチもお見舞いしていることが分かる。
ここで一時試合が中断すると、(インカムでリプレイ再生の報告を受けた)デルフィーノ主審はPKのジャッジを撤回。パボーネに対してイエローカードを提示するとともに、ロセロをピッチに呼び戻した。
これに対し今度はベレス側が猛抗議。ルッソ監督がピッチに立ち入って、デルフィーノ主審に文句を言う展開に…。さらに、リポーターがピッチ上に乱入してベレスのキャプテンDFファビアン・クベーロを直撃していた。なんとも南米らしい光景である。
この後再開された試合は81分にベレスがPKで勝ち越し。アルセナルは2人の退場者(ひとりはロセロ!後半ATに2枚目イエロー)を出し、そのまま1-2で敗れている。
試合後、デルフィーノ主審は「私に責任がある、とても悪く思っている。同僚の貢献により、ジャッジを変えた」などと語ったそうだ。