4月11日、『BBC』や『Mirror』など各メディアは「アストン・ヴィラやセルティックでプレーした元ブルガリア代表MFスティリアン・ペトロフは、白血病克服後初のタイトルを獲得した」と報じた。

3年前の2012年3月24日に急性白血病と診断され、長い闘病生活を経験した・ペトロフ。2013年に現役引退を発表し、アストン・ヴィラのスタッフとなった。また慈善団体の運営を行っている他、ブルガリアで開かれるU-17欧州選手権のアンバサダーも務めている。

2014年10月からはサンデー・リーグ(アマチュア)のウィチャール・ワンダラーズに加入し、血液の状態を監視しながらマイペースにプレーを続けている。なお、当然のことながらより大きなチームからの誘いも来ているという。

そして、直前の検査の結果が良好だったため、11日に行われたセントラル・ウォーウィックシャー・オーバー35・プレミア・ディヴィジョン・カップの決勝戦に出場。300人の観客の前でほぼ90分プレーし、得点も決め6-0の勝利に貢献した。

スティリアン・ペトロフ

「これはUEFAカップのメダルの隣に置くよ!全てのタイトルはキャリアを通じて貴重なものだ。間違いなくそうなるだろう。

だけど、これは他のどれよりも価値があると思う。プライスレスだよ。人々は疑問に思うかもしれないが、僕は満足しているんだ」

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