スティリアン・ペトロフ
「治療が終わった後、人々は僕に言った。『もう2度とプレーはできないんじゃないか』と。しかし今、僕はボールを再び蹴ることが出来る。このレベルでも勝利を獲得できた。
僕はまだ家族の傍にいて、90分近くプレーすることが出来て、何とかカップも取れた。それは本当に素晴らしいことだよ。
骨髄のテストをして、それは全てOKだった。難しい道のりだったが、このトロフィーを得たことで、また笑うことが出来た。初めてのカップを掲げた子供のようだよ。
一番下の息子はこう言ったんだ。『パパがトロフィーを掲げるところは初めて見た』ってね。僕が決勝を戦っていた時には、彼はまだ小さかったからね。
あの時は理解できなかったけれども、今は大きくなった。息子は再び僕が笑うのを見て、喜んでくれる。僕は本当に幸せだ。
(他のチームからの引き抜きの話もあるが?)
再びプレーを始めたとき、僕は仲間に言ったんだ。『僕はもっと調子を上げる。決勝に進出し、何かを勝ち取ることが出来る』と。偉大な関係があり、それを楽しんでいる。
(苦戦しているアストン・ヴィラについて)
我々の大きなプライオリティは、ヴィラが残留争いという大きな仕事に直面しているということだ。残りは6試合で、タフなスケジュールがある。
僕はいろいろな用事があるので、毎日はヴィラに行けない。しかし、ティム・シャーウッドとは話しているし、出来るだけ訪問してチームを助けたいと決めている」
スティリアン・ペトロフ、白血病克服後初のタイトルを獲得!
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
RELATED TOPICS
3月5日、イングランド・プレミアリーグのアストン・ヴィラは「スティリヤン・ペトロフがトッ...
白血病で引退のスティリアン・ペトロフ、今を語る。日本のことも
2012年3月に急性白血病と診断されて以降、治療を続けてきた元ブルガリア代表MFスティ...
先月、急性白血病と診断され、治療でピッチを離れることになったアストン・ヴィラMFのスティリ...