4月15日、『Supersports』は「マラウィリーグのトランスファーウィンドウ(移籍期間)が11日に終了し、12月までの各チームの陣容が確定した」と報じた。

マラウィのトップリーグは「TNMスーパーリーグ」という名称で行われており、1986年の創設から30年目となる。15チームによってタイトルが争われており、優勝クラブにはCAFチャンピオンズリーグ出場権が与えられる。

昨季9年ぶりの優勝を果たしたビッグ・バレッツは、モザンビークのコスタ・デル・ソルからマラウィ代表FWチュケポ・ムソウォヤを獲得。EPACユナイテッドからGKオーウェン・チャイマを復帰させたが、投資はそれほど行っていないようだ。

対して昨年までリーグ3連覇を果たしていた絶対王者シルヴァー・ストライカーズは大きな補強を敢行した。

ガーナからFWサミュエル・ショーを3500ドル(およそ42万円)で獲得し、ライバルのビッグ・バレッツからヴィクター・リンバニ&ティズゴベレ・カムウェンダの2名を6511ドル(およそ78万円)で引き抜いた。さらにマイティ・ワンダラーズから4651ドル(およそ56万円)でMFティモシー・チテーゼも獲得。

しかし、そのマイティ・ワンダラーズも今季からビー・フォワードという企業のスポンサードを得て資金力が増加。何と3万2558ドル(およそ391万円)という大きな投資を行い、カメルーン人FWリオネル・アスを初めとした13名もの選手を獲得した。

そして、そのうち2万7906ドル(およそ335万円)はタイガースFCからの補強である。タイガースはその代わりにピーター・ムプルラやアーネスト・カホブウェ、エマニュエル・チパタラなどローンに出していた選手を呼び戻し陣容を整えた。

近年上位に付けているブルー・イーグルスは、シルヴァー・ストライカーズに所属していたこともあるジェスター・ムリマや、EPACでプレーしていたDFツァンゾ・ダリオなど有力な選手をフリーで獲得し、今季こそ優勝争いに絡もうとしている。

TNMスーパーリーグは今週末の18日に記念すべき30年目の2015-16シーズンが開幕する。

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