『AP』は「ロシア・プレミアリーグのアムカル・ペルミに所属しているDFブライアン・イドウは、ゼニトのトップチームに上がれなかったのは黒人だったからだと話した」と報じた。

ブライアン・オラダポ・イドウは1992年生まれの22歳。サンクトペテルブルクの生まれだが、ナイジェリア出身の父親を持っているハーフで黒人系の選手である。

生まれ故郷であるゼニト・サンクトペテルブルクの下部組織に長く所属していたが、トップチームに上がることは出来ず、2010年にアムカル・ペルミへと移籍しプロデビューを果たした経験を持っている。

ブライアン・イドウは、現在所属しているアムカル・ペルミの公式サイトで「肌の色のためにゼニトのトップチームに上がるのは事実上不可能だった」と話したとのことである。

このところロシアリーグでは人種差別的な行為で処分を受けるクラブが続出しており、強豪の一つであるゼニト・サンクトペテルブルクも例外ではない。

2012年には有力なサポーターグループの一つが「クラブに黒人、あるいはゲイの選手と契約しないよう要求する」というマニフェストを公開したこともある。

【Qolyインタビュー】J2ジェフユナイテッド千葉DF岡庭愁人が母校の先輩からもらった言葉…未知のコンバートを乗り越え「熱くて、強い選手になる」