2月20日、『Guardian』はパリの地下鉄でチェルシーファンの一部から人種差別的行為の被害を受けたスレイマヌ・シッラ氏のインタビューを掲載した。
モーリタニアにルーツを持つ両親の間に生まれたスレイマヌ氏は33歳のセールスマネージャー。火曜日に発生した事件の後は地下鉄を利用せず、車で通勤しているという。
スレイマヌ・シッラ
「私はただ裁きを求めている。それ以上は何も求めないよ。
その日、私は非常に長い一日の仕事を終え、ラッシュアワーの後の静かな時間、午後7:30に地下鉄に乗ろうとした。
列車に乗り込もうとすると、突然私を押す二人の男がいた。これは正常ではない。通常起こり得ないことだ。彼らは叫び、人種差別的な発言をした。私は受け入れられず、理解ができなかった。
彼らはチェルシーのサポーターのようだった。私はその日、チェルシーがプレーすることすら知らなかった。列車に乗ろうとすると押され、その後もう一度彼らは押してきた。それから、若い男が手振りで『ここは白人のものだ、黒人は乗ってはいけない』という風に合図した。
率直に言って、呆れた。何を言えばいいのかわからなかった。私は、オフィスから家に帰ろうとする普通のフランス人だ。そして、外国人がそれをやめさせた。
今は2015年だ。黒い肌であるとか、白い肌であるとか、そんな話は好きではない。こんなことがなぜ起こるのか、理解に苦しんだ。
私は、30~40名がいたので、戦おうとはしなかった。妻と子供が家で待っている。私は父であり、よい例にならなければならない。
彼らはフランス語ではなく、英語を話していた。そしてチェルシーに言及していた。いくつかの言葉の後に、彼らは『人種差別主義者』と歌い始めた。