スレイマヌ・シッラ
「黒人だから、列車に乗ることや、家に帰ることを阻害される。それは承認しがたい。
彼らは人種差別主義者であることを誇りだといった。そんなことはどうでもいい。私にとって重要なのは家に帰ることであり、自分の切符も買ったんだ。
(鉄道会社のスタッフもそれを見ていたが)
彼らにとって最も重要なことは、ドアを閉めて、列車を動かすことだった。 私は身体的にはわずかに傷ついただけだ。しかし、心は非常に痛んだ。人生に大きな影響を与えた。もう地下鉄に行くことはできないし、本当に恐ろしい。黒いからといって地下鉄に乗る権利を奪われるべきではないが、それが彼らの望んだことである……。
チェルシーは責任の一端を背負っている。彼らはそのサポーターだった。私は皆と同じくフットボールは好きだ。だからこそ、なおさらショックだ。
(映像を撮ったポール・ノーラン氏に対して)
世界は彼に感謝している。私に起こった不正を共有できたことに。これが世の中に出ることは重要だった。私は唯一の黒人ではないし、唯一の人種差別の犠牲者でもない。
それは世界中の黒い人々に向いている。フランス、ロンドン、アメリカ……それは止めなければならない。我々は誰もが黒、白、ムスリム、ユダヤ教徒、無神論者、その他のすべてを持った世界に生きているんだ」
地下鉄で人種差別の被害を受けたスレイマヌ氏、事件を語る
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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