5月1日、『Sky』や『Milannews』など各メディアは「延期になっていたACミランの買収交渉は、2日により詳細な詰めの会談を行うことになる」と報じた。
現在大きな話題となっているミランの買収問題であるが、一時の締め切りであったとされる4月30日を過ぎても合意には至らず。
その遅延に次ぐ遅延に対し、メディアはバルバラ・ベルルスコーニが反対しているとか、あるいは中国の実業家リチャード・リー氏からのオファーを待っているのではないかと推測されていた。
しかし、報道によれば1日に行われた会議によってビー・テイチャウボル氏とミラン側の交渉はほぼ一致を見たとのことで、かなり楽観的な状況になったという。
ビー氏側にはミランの資産価値が9億5000万ユーロ(およそ1235億円)、純負債が2億5000万ユーロ(およそ325億円)と見積もられているとのこと。
ベルルスコーニ側はその評価額に難色を示していたものの、ビー氏側は補強予算に大きな上乗せをすることによって原則的な株式売却の合意を取り付けたと報じられている。
その予算については7000万~1億ユーロ(およそ90~130億円)であるとのことで、ファルカオなどの保有権を持っているドーイェン・スポーツのコネクションも生かすことが出来るとのことだ。
とはいえ、これらはまだ報道の段階にあり、公式には何も決まっていない。ジャーナリストのコメントでは、依然としてリチャード・リー氏を中心とした中国系コンソーシアムとの交渉が再開される可能性もあると示唆されており、とにかく様子を見る必要がある。