4月30日、『Sky』は「タイの実業家ビー・テイチャウボル氏は、今日午後に記者会見を開き、ミランの株式を購入することを発表する」と報じた。
ビー・テイチャウボル氏とシルヴィオ・ベルルスコーニ会長、バルバラ・ベルルスコーニ、アドリアーノ・ガッリアーニCEOなどミラン首脳陣との会談は29日の午後5時から開始され、サポーターの抗議が行われる中で夜に終了していた。
タイの富豪として知られるビー・テイチャウボル氏が中心となって作られているコンソーシアムには、マルタに本拠地を置くサッカー界で有名な投資会社ドーイェン・スポーツやUAE方面の会社などが絡んでいることが伝えられている。
その対抗馬として香港の実業家リチャード・リー氏が中心となった中国系のコンソーシアムが挙げられていたものの、まだそちらについてはオファーを準備している最中であるという。
そして、『ASNA』や『Gazzetta dello Sport』は「ミランは既にビー・テイチャウボル氏との取引を選んだ」と報じている。
条件はおそらく株式の51~60%を5億ユーロ(およそ650億円)で売却するという形で結論に至ったのではないかとのことだ。
ビー・テイチャウボル氏は今日午後1時(現地時間)から再びベルルスコーニ会長と会議を行う予定で、その後の記者会見でミランの買収を正式に発表する可能性があるという。