5月6日、『Kingfut』は「アル・シャムスに所属しているマフムード・イッサーム・"クータ"にスペインとスウェーデンからオファーが来ている」と報じた。
マフムード・イッサーム、通称"クータ"は今年20歳。アル・シャムスは2部リーグに所属しているクラブであるが、クータは「エジプトのマラドーナ」として注目を集めているドリブラーである。
エジプトは2012年に発生した暴動事件の余波を受けて国内リーグが安定的に開催できず、その影響から多くの選手が国外に活躍の場を求め、幸か不幸かムハンマド・アル・ナーニー(バーゼル)やムハンマド・サラー(フィオレンティーナ)など国際的な選手が生まれている。
次のスター候補と思われているのがこのクータであり、バジャドリー、サラゴサ、そして現在スウェーデンのシリアンスカからオファーを受けているという。
マフムード・イッサーム"クータ"
「僕は1か月半の間レアル・バジャドリーでトライアルを受けていたが、その時には移籍マーケットが閉じていたんだ。
エジプトに戻る前からアトレティコ・トルデシジャスからのオファーがあった。彼らは僕と契約したがっていたし、1か月のトライアルを打診してきた。
残念ながら、彼らは僕がスペインのビザを持っているのではないかと思っていたようで、エジプトに戻ったと伝えたら驚いていたよ。『スペインに戻ることがあったら教えてくれ』と言っていた。
僕はまずエジプトに戻らなくてはいけなくてね。ビザの有効期限が切れそうだったし、大学を卒業しなくてはいけなかった。7月にはまたスペインに行くよ。
(サラゴサからもオファーがあった)
ある日ドアをノックする音と叫び声で目が覚めたんだ。しばらくして分かったのは、レアル・サラゴサからのオファーが来ていて、バジャドリーの人たちが驚いていたということだった。
サラゴサは練習参加して契約の是非を考えたいとオファーを送ってきた。でも僕はバジャドリーで既にトライアルを受験していたし、クラブもそれを断った。
僕は今シリアンスカというスウェーデンのクラブから招待状を受け取っており、5月13日から20日までそこに行くつもりだ」