ホームであるカンプ・ノウでバイエルンを3-0と撃破したバルセロナ。

世界中がリオネル・メッシを称賛している。

随所で決定機を作りつつも、メッシの先制点が生まれるまでこの試合はどちらかと言えばバイエルンのペースだった。

試合序盤に3バックから4バックへとシフトして以降、バイエルンの守備陣はバルセロナの強力3トップを封じ込めることに成功し、試合は0-0で終了しそうであった。結果的にはメッシという「個」がその組織を打ち破るわけだが、バイエルンは77分まで失点を許さなかった。

さて、メッシのゴールを皮切りに3得点をあげ勝利したバルセロナだが、意外にもこれがCL準決勝での久しぶりのゴールであったそうだ。

なんでも、77分にメッシが得点をあげるまで、実に5時間以上無得点が続いていたという。

【2011-12シーズン 準決勝】

2ndレグ:バルセロナ 2 - 2 チェルシー(43分からノーゴール)

【2012-13シーズン 準決勝】

1stレグ:バイエルン 4 - 0 バルセロナ(90分間ノーゴール)
2ndレグ:バルセロナ 0 - 3 バイエルン(90分間ノーゴール)

【2014-15シーズン 準決勝】

1stレグ:バルセロナ 3 - 0 バイエルン(77分までノーゴール)

【合計】

準決勝304分間ノーゴール

こちらはバルセロナがCL準決勝に進出した過去3シーズンの成績である。

2011-12シーズンのチェルシー戦2ndレグで43分にアンドレス・イニエスタがゴールを奪ってからバルセロナは準決勝で得点できておらず、実に304分間(5時間4分)ノーゴールの状態が続いていたようだ。

バルセロナといえば2007-08シーズンから6シーズン連続でCL準決勝に進むなど、欧州の舞台でも抜群の成績を残してきた。21世紀に入ってからはすでに大会を3度制しており、上位に進出するのがもはやノルマとさえなっている。

しかし、そんな彼らでも5時間以上準決勝でノーゴールが続いていたというのはやや意外でもある。不名誉な記録を絶つことに成功し、バルセロナは史上5度目となる欧州制覇に向け大きな一歩を踏み出した。

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