5月12日、『BBC』は「カーディフ・シティのオーナーを務めているマレーシア人富豪ヴィンセント・タンは、ベルギー1部のKVコルトライクを買収することが決まった」と報じた。

ヴィンセント・タン氏は1952年生まれの63歳。1980年にマレーシアでのマクドナルドのフランチャイズ権を獲得してビジネスを行い、その後は宝くじ事業、リゾート事業にも進出。巨大コングロマリットであるベルジャヤ・グループの会長を務めており、世界屈指の大富豪の一人である。

近年はサッカー事業にも積極的に進出しており、2010年にカーディフ・シティ、2013年にFKサラエボ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)、2014年にロサンゼルスFC(アメリカ、2017年参入予定)のオーナーとなっている。

カーディフではチームカラーを突然青から赤に変えるという大きな改革を行ったことで話題となり、ファンからは大きな批判を浴びて今年1月にそれを戻したことでも知られている。

記事によれば、今回タン氏は500万ユーロ(およそ6億5000万円)という金額でコルトライクの株式を購入するための契約を結んだとのことだ。

KVコルトライクは今季レギュラーシーズンで5位に入って6チームで行われる上位プレーオフに進出。現在はそこで最下位になっているが、4位のスタンダールまでの勝ち点差は3とわずかである。

ちなみに、コルトライクのチームカラーは既に赤であるので、それについては問題は無いだろうと予想されている。

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