5月10日、『Reuters』は「カーディフ・シティの会長を務めているヴィンセント・タン氏は、プレミアリーグ復帰を成し遂げればチームカラーを妥協することも考えると話した」と報じた。

2010年にカーディフ・シティを買収して会長の一人となったマレーシア人富豪のヴィンセント・タン氏。2012年にチームカラーを伝統の青から赤に変更し、エンブレムもクラブの象徴たる『ブルーバード』を脇に寄せ、赤い竜を中心に据えるというダイナミックな改革を行った。

もちろんサポーターは激しい抗議を続けており、チームはプレミアリーグ昇格を成し遂げる結果を残したものの、それでもグループを超えた大規模な抗議活動が止まない状況となった。

クラブも1年で2部降格という結果となり、会長に対しても風当たりが強くなっている中、タン氏は「プレミアリーグに戻ることに集中する」と話した。

『Reuters』

ヴィンセント・タン カーディフ・シティ会長

「私はプレミアリーグに戻ることに集中したいと思う。そしてその後、様々なことについて話し合い、解決方法を見つけたい。おそらく、我々は妥協することもできるだろう。

私は簡単に諦める人間ではない。我々がこのチームカラー変更に妥協することができるかどうか確かめるまで、私はここの会長に留まる。できるならば、可能な限り長い間残りたい。

私の役職については何の疑問もない。私は辞めない。我々がこのような状況である限りはね。私は簡単に諦めないし、敗者ではない。撤退する人間に勝利はない。勝者は辞めないから勝者になれるのだ。

私は立ち去ることはない。なぜならば、私が退くのであれば、新しい所有者を探さなければならないからだ。

責任がある。私は無責任な方法で物事に取り組みことはない。プレミアリーグに戻れば、私は投資を回収できるチャンスがある。

(1月に解任したマッケイ前監督が法的に争うことを断念したことについて)

私は前に言った。いつか、彼らが行ったことを私に謝罪する日が来るだろうと。

一部の人々は、私をまるで悪役のようなイメージで見ている。私はジェームズ・ボンド映画の悪役のように思われている。しかし、実際は、私はジェームズ・ボンドだよ」

ツイッターには早速こんな画像も。

こちらは本物のジェームズ・ボンド。

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