アヤックスの若手ウィンガー、アンワル・エル・ガジにビッグクラブが注目しているようだ。
『Express』によれば、チェルシー、バイエルン、アトレティコ・マドリーの3クラブが20歳のエル・ガジに興味を示しており、獲得を目指しているという。
エル・ガジはモロッコ系のオランダ人で、フェイエノールト、スパルタ、アヤックスの下部組織出身。2014-15シーズンにアヤックスのトップチームに突然登録された。昨年の8月のフィテッセ戦でエールディヴィジデビューを果たすと、8月17日のAZ戦でプロ初ゴールを記録。U-17のオランダ代表から年代別代表選手としてプレーしてきた。
今季はエールディヴィジで30試合に出場し、9ゴール。大きく将来を嘱望されており、元オランダ代表FW、ピエール・ファン・ホーイドンクもその才能を高く買っている。エル・ガジはウィンガーだが、ストライカーとしてのポテンシャルもあるようであり、クリスティアーノ・ロナウドと比較されることもあるという。ファン・ホーイドンクは以下のように語っている。
ピエール・ファン・ホーイドンク
(元オランダ代表)
「彼はゴールを決める才能を持っているし、本物のゴールキラーだ。ウィンガーとして既に価値があることを示しているが、彼がストライカーとして成長すればアヤックスは2倍のお金を(移籍金として)受け取れるかもしれない」
しかし、ビッグクラブにステップアップするにはもしかしたら時期尚早かもしれない。ファーストチームに割って入れる保証はなく、ローンでオランダに戻る可能性もある。もう1シーズンはアヤックスに留まることが濃厚と見ても良いだろう。