16日、プレミアリーグ第37節クリスタル・パレス戦を戦ったリヴァプール。

この試合は、スティーヴン・ジェラードにとってのアンフィールドでのラストマッチとなった。

試合後、スタジアムではジェラードの退団セレモニーが行われ、インタビューの時間も設けられた。

その際にジェラードが語った感謝のメッセージの全文をご紹介しよう。

スティーヴン・ジェラード(リヴァプール)

「これがアンフィールドでの最後の試合だなんて、とても奇妙な感じだ。

この時が訪れるのを私はずっと恐れていた。その理由は、ここでプレーできないことをとても寂しく思う時がくるはずだからだ。

アンフィールドでプレーすることをずっと愛していた。そして、こんなに素晴らしいサポーターの前で今後二度とプレーできないことに今ひどく困惑している。

最も印象的な思い出を一つだけ選ぶことはとても難しい。しかし、リヴァプールというクラブで初めてプレーした時は夢が叶ったと思ったし、その後のことは私にとって全てボーナスさ。

だから、リヴァプールで初めてプレーした時は本当に夢のようだった。

クラブに心配することはない。私たちには2人のファンタスティックなオーナーがいて、イアン(チーフ・エグゼクティヴであるイアン・エアー)もいる。そして、素晴らしい監督であるブレンダンもね。

選手たちには信じられないようなポテンシャルがある。ここ数週間のうちに、何人かの新しい選手とも契約すると私は確信している。

しかし、私とドレッシングルームで何年もの時を過ごした目の前にいる選手たちを今私は見ている。

みんなのことは死ぬまで好きだし、彼らがこの後も多くの成功を掴めることを願っているよ。

この17年間、私を手助けしてくれたクラブのすべての人に感謝したい。上から下まで順番は無いし、名前を呼ぶにはあまりにも数が多すぎる。

今日ここにいるチームメイトのみんな、そしてここに来れなかった選手たちにもありがとうと言いたい。

これまで私と一緒にプレーした昔のチームメイトにもね。彼らがいたからこそ、今の私があるんだ。

しかし、最後の『ありがとう』は最も大切な人たちのためにとっておかなければいけないね。

皆さんは私が経験してきたどんなサポーターよりも際立っていた。

*(サポーターからの声援に耳を傾ける)

ここから退場し、涙がこみあげてくる前にあと一つ。

私は世界中の多くのサポーターの前でプレーすることができた。そして、これだけは言わせてほしい。

皆さんは最高だ。本当にありがとう。では、ごきげんよう!」

※一部文語調に意訳

なお、*(アスタリスク)以下のコメントについては、リヴァプールの公式Twitterアカウントが動画で様子を紹介している。

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