プレミアリーグ第37節、マンチェスター・ユナイテッドとアーセナルとのビッグマッチは1-1の引き分けとなった。

前半はユナイテッドが圧倒しており、アーセナルは82分に生まれた棚ぼたのオウンゴールで勝ち点が転がり込んできた形。ヴェンゲル監督が「後半に素晴らしい反発をみせた。勝ち点に値した」と述べていたように終盤は盛り返したものの、同点という結果はラッキーだったともいえる。

アーセナルは右サイドをアシュリー・ヤングにいいように突かれ、特に右サイドバックのエクトル・ベジェリンはその対応に手を焼いていた。押し込まれることが多かった影響もあり、なかなかいいシーンがなかったベジェリンだが、チーム最速だというそのスピードを発揮するシーンもあった。

デ・ヘアのスローから抜け出したヤングに全速力をかっ飛ばして追いつくと、スライディングタックルを決めてカウンターを阻止。そのスピードスターぶりを垣間見せた一瞬だった(デ・ヘアのスローの精度もさすがである)。

ちなみに、ベジェリンはもともとウィンガーだったそうで、それもあってアタッキングセンスは申し分ないが、守備力の向上は今後の課題のひとつといえそうだ。

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