5月20日、『Daily Record』は「スコットランド・プレミアリーグのダンディー・ユナイテッドで会長を務めているスティーヴン・トンプソン氏は、オーストラリア・Aリーグのニューカッスル・ジェッツを買収に動いている」と報じた。
スティーヴン・トンプソン氏は1965年生まれ(1966年生まれの説もあるらしい)の50歳。2002年に父親のエディ・トンプソン氏が会長を務めていたダンディー・ユナイテッドの執行委員となり、マーケティングディレクターを務めた。
2008年には体調を崩した父の後を次いでダンディー・ユナイテッドの会長に就任し、後にクラブの借金を処理するなど経営を改善させている人物だ。
ニューカッスル・ジェッツの所有者であったネイザン・ティンクラー氏は、給与未払いが続いたことから20日にオーストラリア連盟からライセンスを取り消されており、クラブが売りに出されている。
ティンクラー氏は取材に対して「数週間前にダンディー・ユナイテッドから買収のオファーを受け取った。それは負債を解消するために十分な額だ」と話しており、実際に話し合いが行われていることが示唆されている。
記事によれば、ニューカッスル・ジェッツの負債は150万ポンド(およそ2億7000万円)程度で、オファーの金額は250万ポンド(およそ4億6000万円)であるとのことだ。
ただし、ダンディー・ユナイテッドは公式サイトで「会長の個人的なベンチャーであり、クラブとは関係がない」と発表している。