『Telegraph』は「ニューカッスル・ジェッツから解雇された5選手が、契約解除の有効性や給与の支払いを巡ってクラブを訴えている」と報じた。

先週末に行われたアデレード・ユナイテッド戦で7-0とショッキングな敗戦を喫したニューカッスル・ジェッツ。これを受けてオーナーのネイザン・ティンクラー氏は「クラブの敗北の文化を変えるため」という理由でチームの改革を打ち出した。

そして28日、元オーストラリア代表MFビリー・セレスキー、元同代表ジョエル・グリフィス、元同代表アドリアン・マダスキ、元オランダ代表DFケウ・ヤリエンスとの契約を解除するとともに、元オーストラリア代表DFデイヴィッド・カーニーを懲戒解雇することを発表した。

さらに30日にはチームのコーチを務めていた元イングランドU-21代表FWマイケル・ブリッジスがこのクラブの方針に反対したことで解雇されている。

しかし、『Telegraph』によれば、これによって解雇された選手たちは反発しており「残りの給与がすべて支払われない限り、チームに復帰したい」とクラブを訴えているという。

プロサッカー連盟(PFA)も彼ら選手の主張を支持しており、会長のアダム・ヴィヴィアン氏、現役選手でありながら副会長を務めているアンテ・チョヴィッチ氏は、5名がまだニューカッスル・ジェッツとの契約を持っていると判断していることを明らかにしている。

アダム・ヴィヴィアン オーストラリアプロサッカー連盟会長

「PFAのスタンスでは、これら5選手についてはまだニューカッスル・ジェッツと契約している。デイヴィッド・カーニーを除き、誰も正式な書面での通知がされていない。カーニーについても、我々の弁護団の見解では、その通知は批判できるものだということだ」

アンテ・チョヴィッチ オーストラリアプロサッカー連盟副会長

「彼らは非常に不安な状況になっている。サッカー選手は非常に不安定な職業であり、この種の振る舞いはオーストラリアのサッカー界にも悪い影響を与える」

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