5月19日、『ABC』など豪州の各メディアは「オーストラリア・Aリーグのニューカッスル・ジェッツが選手やスタッフに賃金を支払えない状況になっていることが明らかになった」と報じた。

今季Aリーグで最下位になったニューカッスル・ジェッツ。元清水エスパルスのイ・キジェが所属していることでも知られている。

成績が出なかっただけでなく、シーズン半ばには突然オーナーが数選手とスタッフの解雇を決定し、法的闘争に持ち込まれたことでも話題になった。

そして今回ニューカッスル・ジェッツは5月分の選手、及びスタッフの給与について支払うことが出来ない状況にあるとオーストラリアサッカー連盟に申告したとのこと。

現在連盟側は問題の解決に向けてあらゆる選択肢を検討しているとのことだが、デイヴィッド・ギャロップ会長は「ジェッツが基本的な義務を果たせないというのは受け入れがたいものだ」と批判している。

このところAリーグは放映権料が値上がりするなど収入面で拡大を続けており、サラリーキャップ制度の給与総額制限の緩和も考えられていると言われている。

しかしその一方、先日はブリスベン・ロアが財政難に陥っていることが報じられたり、クラブ間で格差が広がり始めている状況もあるようだ。

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