5月21日、『L'Equipe』は「元ポルトガル代表FWルイス・フィーゴ氏は、5月29日に行われるFIFA会長選挙への立候補を取り下げることを決めた」と報じた。

現職のゼップ・ブラッター氏が五選を狙い、それにオランダサッカー連盟会長ミハエル・ファン・プラーフ氏、ヨルダン王子のアリ・ビン・アル・フサイン氏、そしてルイス・フィーゴ氏の3名が対抗する形となっていた今回のFIFA会長選挙。

しかし昨日ファン・プラーフ氏はアル・フサイン氏の支援に回ることを発表し、選挙から離脱。さらに今回ルイス・フィーゴ氏も自身のフェイスブックで声明を出し、立候補を取り下げることを決断した。

フィーゴ氏は今回の選挙においてゼップ・ブラッター氏だけがマニフェストを出しておらず、公開討論会にも出席を拒み、何の議論も行われていないことを問題視。

FIFAが既にゼップ・ブラッター氏の独裁的な組織になっていることを指摘し、全く民主的な選挙ではないと批判すると共に、5月29日にプロセスを終わらせること自体が不適当であると主張した。

これにより、29日に行われるFIFA会長選挙はゼップ・ブラッター氏とアリ・フサイン氏による決戦となることが決定。反ブラッター勢力が期せずして一本化されることになった。

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