24日、プレミアリーグの最終節サンダーランド戦を戦ったチェルシー。

この試合の直前、チェルシーFWディディエ・ドログバは自身のソーシャルメディア上で今シーズン限りでクラブを去ることを表明しており、この試合が実質的なラストマッチとなっていた。

そういった事情もあってか、ジョゼ・モウリーニョ監督はこの試合でドログバを先発起用。

そしてサポーターが拍手を送る時間を設けるため30分で途中交代させたのだが、チェルシーの選手たちはあるサプライズをドログバに用意していた。

サンダーランドの選手と握手を交わし、キャプテンマークをジョン・テリーに渡したドログバ。

そのまま退場すると思われたのだが、ピッチ中央でチェルシーの選手たちがドログバを担ぎ始め、そのままタッチラインの方へと向かって行ったのだ。

よく見ると、この選手の輪には途中からGKペトル・チェフも加わっている。対戦相手が残留を決めたサンダーランドであり、最終節であるということもあるが、やはりそれだけドログバという選手はクラブあるいはチームメイトにとってスペシャルな存在なのだろう。

スタジアムは拍手で包まれ、対戦相手のサンダーランド側もこのサプライズには終始好意的な表情を見せていた。

チェルシーでゴールを量産し、ここ10年間でチームに様々なタイトルをもたらした"KING"ことドログバ。

その雄姿は、最後まで「王様」と呼ぶに相応しいものだった。

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