今月6日にJデビューを果たした京都サンガの奥川雅也が、24日に行われたJ2第15節、水戸ホーリーホック戦で初めて先発起用された。
左サイドで起用された奥川は序盤から堂々としたプレーを披露。右サイドのコーナーキックを任されると、“両利き”との評判通り左足でボールを蹴り込んだ。
後半には鮮やかなターンから鋭いシュートを放ったほか、GKと1対1になる決定機を2度も迎えた。残念ながらシュートは枠を捉えられず初ゴールはお預けとなったが、試合終了間際までプレーし勝利に貢献している。
全体としては流れに絡めない時間帯もあり実戦経験の乏しさを窺わせたが、大器の片鱗を存分に示したと言えるだろう。
昨年来、奥川にはリヴァプールなど欧州各クラブが触手を伸ばしており、早ければこの夏に移籍するのではないかとも噂されている。実際その日がいつ訪れるのかは知る由もないが、そう長くはないであろう日本での彼をプレーを今しっかり目に焼き付けておこう。