地元の大企業フォルクスワーゲンの強力な後押しを受け、エディン・ジェコや日本代表の長谷部誠、大久保嘉人が在籍していた2008-09シーズンに初のブンデスリーガ制覇を達成したヴォルフスブルク(大久保はこれがチームとして唯一のタイトル)。

その後はパッとしないシーズンが続いていたが、2012年11月にクラウス・アロフスがゼネラルマネジャーに就任。2000年代にブレーメンで辣腕を振るったドイツ有数の名GMによりチームは競争力を取り戻し、2014-15シーズンはバイエルンに次ぐ2位で優勝時以来となるCL出場権を獲得した。

なお、女子チームには現在、来月W杯に臨むなでしこジャパンの大儀見優季が所属している。

Wolfsburg 2015-16 Kappa Home

そのヴォルフスブルクが27日、2015-16シーズンに向けた新ユニフォームを発表。大胆な“X”が目を引いた2014-15モデルに対し、ニューモデルはV字モチーフを採用した。

背面は真っ白。言うまでもなくヴォルフスブルクの2015-16ホームは、白を基調としたデザインだ。

実はヴォルフスブルク、赤・黒のレヴァークーゼン同様ホームユニフォームのカラーが頻繁に入れ替わる。2014-15が緑だったかと思えば、今回は白。どちらがホームだか分かりづらいためたまに間違えてしまうのが難点である・・・(今回は間違いなくHeimtrikot)。

またデザインに関して、XやVが何にインスパイアされているかといえばまず間違いなくフォルクスワーゲンのロゴ。昨年契約を結んだKappaが今後も「この路線」で行くのか気になるところだ。

新ユニフォームは今週末の30日に行われるドルトムントとのDFBポカール決勝でデビュー予定。そしてクラブはこの一戦で、特別なモデルを使用することを明らかにしている。

左胸の緑のハートマーク。そこに入れられた「19」は、今年1月に交通事故で亡くなったジュニオール・マランダの背番号だ。

20歳という若さでこの世を去った彼とともにポカール初優勝を目指すというチームの決意が表れている。

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