レアル・マドリーが新監督としてラファエル・ベニテスが就任することを発表した。契約期間は3シーズン。

ナポリとの契約が満了し、退団が決定していたベニテス。レアル・マドリーの指揮官就任が濃厚と報じられていたが正式に決定した。

なお、詳細な情報については現地時間の13:00(日本時間20:00)から行なわれる記者会見で発表されるとのこと。

ベニテスはマドリード出身の55歳。選手時代はレアル・マドリーの下部組織に入団した。度重なる怪我により26歳で現役を引退し、レアル・マドリーのスタッフとなった。

監督として名を挙げたのはエクトル・クーペルの後任として指揮官になったバレンシア時代。2001年に指揮官になると攻撃的なスタイルをチームに導入し、就任1年目でチームを31年ぶりの優勝に導いた。

2004年にはリヴァプールの監督に就任。ここでも就任1年目でチャンピオンズリーグ制覇を成し遂げた。3年目のシーズンもチャンピオンズリーグ決勝に進んだが、ここではミランにリベンジされている。

2010年にはジョゼ・モウリーニョの後任としてインテルの指揮官に就任。スーペル・コッパとFIFAクラブワールドカップのタイトルを獲得したが、リーグ戦の成績がふるわなかったため、クラブを去っている。

2012年にはロベルト・ディ・マッテオの後任としてチェルシーの暫定監督に就任。UEFAヨーロッパリーグ制覇に導いた。シーズン終了後にチェルシーを退団し、ナポリの指揮官に就任した。

レアル・マドリーの下部組織出身なだけに、今回の就任はまさに”凱旋”といえるだろう。

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