6月2日、『Le Parisien』は「マルセイユに所属するカメルーン代表DFニコラ・エンクルは、リヨンからの真剣なオファーを検討している」と報じた。

ニコラ・エンクルは1990年生まれの25歳。サミュエル・エトーやカルロス・カメニなどが関わったカジ・スポーツアカデミーの出身であり、モナコでデビューしたセンターバック。


2011年にはチームの降格もあってマルセイユへと移籍し、初年度からレギュラーとして活躍してきた。高い身体能力を備えながら、リーグアンで最もパス成功率が高いDFと計算されたシーズンもあるなど幅広い能力を持つ。

契約については2016年夏までとなっており、今のところ更新の話もない。国外の他のクラブからも多くのオファーを受け取っていると言われる。

マルセイユは先日DFジェレミ・モレルをリヨンに放出したばかりで、ロド・ファンニも契約切れで退団が濃厚。今季ですら「層が薄すぎる」と言われた最終ラインに再び流出の危機が近づいているようだ。

一方、『L'Equipe』は「マルセイユはギャンガンのFWクロディオ・ボーヴの獲得に近づいている」と報じている。


今季17ゴールを決めるなど大ブレイクを果たしたクロディオ・ボーヴは1988年生まれの27歳。グアドループ代表の経験を持つアタッカーは既にギャンガンからの退団は確実となっており、多くのクラブと接触していると言われてきた。

マルセイユはギャンガンとの交渉でクラブ間合意に持ち込むことに成功しており、移籍金は500万ユーロ(およそ6億6000万円)程度で決着しているようだ。

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