6月29日、『RAI Sports』は「イタリア・セリエAのローマは、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコに加え、リヨンのフランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットの獲得を検討している」と報じた。

エディン・ジェコは1986年生まれの29歳。2007年にテプリツェからヴォルフスブルクに移籍しブンデスリーガで活躍したあと、2011年にマンチェスター・シティと契約した長身ストライカーである。


イングランド・プレミアリーグでも活躍を続けてきたものの、今季は怪我もあって出場時間が乏しく、22試合でわずか4ゴールに終わった。シティでは既に現金化候補の一人と言われている。

ローマに所属しているミラレム・ピャニッチは以前から彼の獲得を望んでいると言われており、メディアにも度々それを公言している。

移籍金についてはかなりの高額が必要だと言われているが、ローマはアデム・リャイッチを提供することによって値下げを要求するのではないかと伝えられている。

アレクサンドル・ラカゼットは1991年生まれの24歳。リヨンの下部組織で育成されたアタッカーで、かつてはドリブラー系のウイングであったが、一昨年2トップの一角にコンバートされ点取り屋として開眼した。

豊かなスピードとシュートセンスを兼ね備え、チャンスメイカーとしての能力もありながら決定力も持つ。今季は27得点をあげてシーズンMVPに輝き、多くのクラブから注目を集めている。

しかし、今夏前線のテコ入れが急務になっているローマが狙っているのはこれだけではないようだ。

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