アディダス ジャパンは30日、7月1日に全世界で同時発売する注目の新スパイク、『X (エックス)』と『ACE (エース)』のローンチイベント「ADIDAS NEW FOOTBALL SUMMIT」を東京・両国国技館で開催した。

国技館とサッカー。まさに「予測不可能」な組み合わせだ。

イベントはアディダス ジャパンのトーマス・セイラー副社長の言葉に始まり、その後、有識者5名による「サミット」が開催。現代フットボールにおける個と組織の融合、今後のトレンドなどの討論が展開された。

登壇したのは岡田武史氏、中田浩二氏、城福浩氏、二宮清純氏、西村雄一氏。ちなみに、ステージはこんな感じである。

討論の中で「決定的な仕事をする『X』的選手、チャンスを創り出す『ACE』的選手が共存しているからこそ強い」と、現役時代の経験を踏まえつつ語ったのは中田氏。ただ、後者のタイプが増えていく一方、前者、ギャレス・ベイルやルイス・スアレスのような“決定的な選手”は今後も希少な存在であり続けるだろうと付け加えた。

また、二宮氏は歌舞伎などにおける「守破離」の概念、基本(型)を突き詰めた上でそれを破り、最終的に“型”から離れ自由になることがサッカーにおいても重要だと話すと、岡田氏へバトンパス。

岡田氏は自身がオーナーを務めるFC今治で作り上げようとしているメソッドについて、「16歳までに“型”を身に着け、そこから破・離の段階へ移る」と具体的な年齢を出し、さらに「今後のトレンドも考えながら選手を育成していくことが大切だ」と語った。

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