『Talksport』は「クリスタル・パレスの会長を務めているスティーヴ・パリッシュ氏は、パリ・サンジェルマンに所属しているフランス代表MFヨアン・キャバイの獲得に向けて交渉を行っていることを明かした」と報じた。

ヨアン・キャバイは2011年にリールからニューカッスル・ユナイテッドに加入し、現在クリスタル・パレスを率いているアラン・パーデュー監督の下でプレーしていた経験を持っている。

フランスでも屈指のMFとして知られているが、2014年1月に加入したパリ・サンジェルマンではチアゴ・モッタのサブという立場で出場機会が限られている。EURO2016を来年に控える中、状況をフランス代表のディディエ・デシャン監督に相談したという報道もあり、退団の可能性も囁かれている。

アラン・パーデュー監督は今夏かつての教え子を獲得することを熱望しており、クリスタル・パレスはその要求にこたえて難しいミッションに挑んでいるようだ。

スティーヴ・パリッシュ
(クリスタル・パレス会長)

「それ(キャバイの獲得)は、間違いなく我々が実現したいものの一つだ。もしそれが出来れば、クラブにとっては非常に大きなものになるだろう。彼は国際レベルの経験を持っている。確かに我々はそれに向けて動いている。

トッププレイヤーを獲得することは難しい。それは困難なマーケットになることは間違いない。我々は10位、11位でフィニッシュしてきたが、もっとうまくやりたいし、より上の順位に行きたい。

プレミアリーグでトップ10に入るためには、プレミアリーグでトップ10に入る選手を取ってこなければいけない。それは簡単ではない。なぜならそのような選手は誰もが求めているからだ」

しかし、『L'Equipe』は「マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督は、PSGのヨアン・キャバイをマイケル・キャリックの後継者候補と考えている」と報じており、今夏獲得に向かう可能性が示唆されている。

【次ページ】クリスタル・パレスの別の動きは?