7月4日、ナイジェリアサッカー連盟(NFF)は「代表監督を務めていたスティーヴン・ケシ氏との契約を解除することに決定した」と公式発表した。
2013年アフリカネイションズカップでナイジェリアを大陸王者に導き、コンフェデレーションズカップ、そして2014年ワールドカップで指揮を執ったことで知られているスティーヴン・ケシ監督。
その後のナイジェリアサッカー連盟の混乱の中で契約が終了していたものの、後任が決まらなかったためにパートタイムでチームを率いたり、そしてその任を解かれたりと紆余曲折があり、4月にようやく再契約が結ばれたばかりであった。
しかし、先日コートジボワールサッカー連盟が新たな代表監督に立候補してきた59名のリストを発表し、その中にスティーヴン・ケシ氏の名前があったことで大きな話題になった。そして、ナイジェリアサッカー連盟はこの問題に対して調査を進めると発表していた。
そして今回、規律委員会、技術委員会、開発委員会のチェックの元でスティーヴン・ケシ監督が雇用契約に違反したという結論に達し、解任が発表された。
ナイジェリアサッカー連盟
「ナイジェリアサッカー連盟規律委員会、技術委員会、開発委員会のレポート、並びにスティーヴン・ケシ氏の行動をチェックした結果、ナイジェリア代表チームのヘッドコーチとしての任務を遂行するに当たって、雇用契約に掲げられている”連盟の目的を達成するための責任”を欠いているという結論に達した。
従って、スティーヴン・ケシ監督との間で結んでいた雇用契約の4.3条、並びに様々な条項の規定により、ナイジェリアサッカー連盟は、即座にスティーヴン・ケシ監督との雇用契約を解除するという選択権を行使することに決めた」