『Sky』は「ワトフォードに所属しているナイジェリア代表オディオン・イグアロ は、中国甲級リーグの河北华夏から1000万ポンド(およそ19億3000万円)のオファーを受けている」と報じた。

オディオン・ジュード・イグアロは1989年生まれの26歳。ナイジェリア代表としてはまだあまり実績がない選手ではあるが、若くして欧州に渡って活躍してきたストライカーである。

ノルウェーのリンから2008年にウディネーゼに引き抜かれ、その後グラナダ、チェゼーナに貸し出されてプレーし、2014年からワトフォードに所属。昨季は20ゴールをあげる活躍を見せ、プレミアリーグ昇格に貢献した。

河北华夏は2010年に設立された新しいクラブであり、2014年に2部に昇格し昨季14位に終わっているクラブ。

しかし今年1月に华夏幸福という大手の不動産会社に買収されたことによって大きな投資を獲得し、レアル・マドリーやバルセロナを率いたセルビアの名将であるラトミール・アンティッチを招へいするなど、急速な成長を続けている。

現在甲級リーグで2位につけている河北华夏であるが、更なる強化を目指してオディオン・イグアロ の獲得に乗り出しているようだ。

しかしイグアロはこの大きなオファーを断っていることを『AfricanFootball』に宣言している。

オディオン・イグアロ
(ワトフォードFW)

「クラブは中国のチームが僕に興味を持っていることを知らせてきたよ。僕はこの年齢でイングランドを離れて中国に行きたくはない。僕はまだイングランドからのオファーを持っている。僕のキャリアを進めることが優先事項だ。金じゃない。

クラブが興味を持ってくれるのは良いことだし、ストライカーがうまくやっているときにそうなるのは自然だ。それはハードワークの結果で、神様からの恵みだよ」

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